【少年サッカー】セレクションで合格する子の特長と選考基準

【少年サッカー】セレクションで合格する子の特長と選考基準

息子の所属しているチームでは年に何回かセレクションがあります。一回のセレクションで数十人受けますが、合格者が0人のことが多く、稀に合格者が出ます。

今のチームでほぼ全てのセレクションを見てきたので、数百人は見てきたと思います。
そんな中で、ある程度合格者の予想が出来る感覚のようなものがついてきました。

保護者目線になりますが、セレクションに受かる子の特長や選考基準を紹介していきます。

結論、ゲームで活躍して現メンバーからポジションを奪える、ポジション争いが出来ると期待ができる子が受かる

シンプルにこの結論に尽きると思います。

  • 現メンバーと戦える
  • 現メンバーに勝てる要素が何かある
  • フィジカル等の先天的なものがある

『そんなの分かってるよ』と思うかもしれませんが、何百人もみてきた中で合格した子はこのような特長でした。

外から見ているだけですが、この選考基準で見ていると合否がなんとなくわかってくるのです。得点をたくさん決めたけど落ちる子や、あまり目立ってはいないけどサッカーIQを評価されて受かる子もいます。

ドリブルで突っ込んで得点を決めて目立つことを考える保護者もいるかと思いますが、選考するチーム関係者もしっかり判断しますので楽観的に考えていると合格が遠のいていくかもしれません。

では、どのような視点で「現メンバーからポジションを奪える、ポジション争いが出来ると期待できる子」を判断していると思われるのか紹介していきます。

セレクションの選考内容

  • リフティング
  • 一対一
  • ゲーム

セレクションで行われている選考内容を紹介します。選考の意図が見えてきますので、これからセレクションを受けたいと思っている方は参考にしてみてください。

リフティング

ウォーミングアップとして少し蹴ってもらう感じです。落としても良いから合計200回やってとか、あっちの線までリフティングで進んでとかです。

リフティングが合否に直接影響は無いようですがここで蹴れる姿を見せれると、注目されてゲームでの選考が有利になると思います。

一対一

一対一もウォーミングアップのようなものです。リフティングと同じで直接影響は無いようですが、注目されれば有利になると思います。

特に現メンバーと勝負して結果が出せると良いアピールになると思います。ディフェンス力をあげておくと色々と有利になってきます。

ゲーム

このゲームでのアピールが全てと言っても良いです。フットサルサイズでやる時や、フルコートでやる時など色々なパターンがありますが選考基準に差はないと思います。このゲームでの重要ポイントを紹介していきます。

重要ポイント1 現メンバーと同じチームでプレーして活躍をする

現メンバーと一緒にプレーをして選考をされます。チームの育成方向によって評価が変わってくると思いますが、同じレベルでプレーできるかを見ているのだと思います。

点を取れば目立って受かると思われそうですが、ゴール前で待っていてディフェンスをしない子などは合格は難しいでしょう。サッカー選手として総合的な能力を見せれると良いです。

首を振る、判断する、声を出すなど、練習をすれば身につく技術をつけるとセレクション対策になります。

うまくこなせばよいというわけではないので、現メンバーに負けないような何か個性を出してチームメンバーとして存在感があると良いでしょう。

重要ポイント2 現メンバーだけのチームと戦って何か結果を出す

どちらかというとこちらのほうが重要です。シンプルに戦えるか、将来ポジション争いが出来そうかを見られます。

選考者も現メンバーと戦えるのかを重視しているようで、受験者の中で圧倒的に目立っていてうまい子だとしても、現メンバーに対して何もできないようだと普通に1次選考で落とされます。

シュート、ドリブル、パス、ディフェンス、スピード等、何でも良いので現メンバーと同等以上のプレーをして、現メンバーを倒すぐらいの活躍を見せれると良いでしょう。

ただアピールの為に無茶苦茶なプレーをするのは逆効果になる可能性もあります。合理的な判断の中で自分が得意なプレーを出すことが重要です。

セレクション対策としては、得意なプレーを伸ばすのと同時に、判断力もあげてサッカーIQが高い選手を目指すことをお勧めします。

選考当日に委縮せずに自分のプレーが出せる、何回負けても戦うチャレンジ精神が必要です。
保護者ができるサポートは、これらメンタル面を充実させてあげて最後までチャレンジするように導いてあげることです。

他の選考基準について

身長

大きければ有利なのは間違いないとは思いますが、小さい子も合格をしていますので身長基準で合否が決まることはなさそうです。大きい選手に立ち向かっていく闘争心あふれるプレーを出せれば良いでしょう。

足の速さ

30m走などの足の速さを見る選考は、やる時とやらない時がありました。ゲームでのプレーで判断できるからだと思います。足の速さに自信がある子は、オフザボールも含めてゲーム中にアピールできると良いでしょう。

足の速さに自信がない子は、判断力などプレースピードをアピールできれば良いでしょう。一番大切なのはプレースピードです。

保護者の情報

セレクションの提出書類に保護者の身長やスポーツ歴を記入することがあります。この保護者の情報で選考していると感じたことはありませんでした。

ジュニアユースがあるチームは、もしかしたら先のことを考えて見ているかもしれませんが、小学生の段階では参考程度に見られるのだと思います。

まとめ

セレクションを受けるチームによって選考基準が違いますし、あるポジションの子が欲しいなどチーム状況も関係しますので、必ず当たる対策というのは無いと思います。

なので、現メンバーという比較対象に何が出来るかが重要です。
チームを強くするのが目的ですので、シンプルで分かりやすい答えかなと思います。

保護者が出来るセレクション対策としては、得意なことを伸ばしてあげる、変なプレッシャーをかけないで当日得意なことを出せる、何回もあきらめないでチャレンジできるように導いてあげることだと思います。

また、サッカーIQを高めていくことで合格が近づいてきます。サッカー選手として総合力があがるような勉強をサポートしてあげると良いでしょう。

詳しいセレクションの様子は、こちらの記事を参考にしてみてください。

セレクションについての詳細記事はこちら

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