【少年サッカー】少年団、クラブチーム、スクールの違い

【少年サッカー】少年団、クラブチーム、スクールの違い

お子さまがサッカーをいざ始める時、ネットで近くのチームを探したり、知り合いに聞いてみたり、どこかで募集の張り紙を見たのを思い出したり、色々情報収集からはじめるかと思います。サッカーを習うのにも種類があって、それぞれに特徴がありますので、事前に理解をしておくことで子どもに合ったチームを探しやすくなってきます。

これからサッカーを始める保護者のためにサッカーチームの違いを紹介いたします。

子どものサッカーは大きく分けて3種類「スポーツ少年団」「クラブチーム」「スクール」

  • スポーツ少年団はボランティアで成り立っているチーム
  • クラブチームは月謝等の収入で経営しているチーム
  • スクールは塾のようなもので正確にはチームではない

子どものサッカーは「スポーツ少年団」「クラブチーム」「スクール」の3種類に分けられます。それぞれ特徴がありますので、WEBや知り合いから情報が入ってきたとき、まずこの3種類のどれなのかを判断しましょう。もし体験に行くようでしたら「見る」「聞く」ポイントも変わってきます

スポーツ少年団とクラブチームは選手登録をして公式戦に出場しますので、どこか1チームにしか所属できません。スクールは塾のようなもので選手登録をしないのでいくらでも通えます。

サッカーをはじめると保護者の負担が大きくなる印象ですが、チームの種類によって保護者がやらなければならないことも違ってきます。

家の中だけでなく、コーチ、運営スタッフ、チームメイトの保護者と良い関係を築いていくことが必要で、不満があると保護者基準で続けていくのが苦しくなり、もったいない時間を過ごしてしまうかもしれません。

実際にプレーする子どものためにも『入ってみたらイメージと違った』『こんなはずじゃなかった』とならないように事前に理解しておきましょう。

スポーツ少年団

スポーツ少年団は非営利目的のボランティアのチームで、コーチはお父さんがやっていることが多いです。ボランティアでチームが成り立っているので、月謝は安めですが、保護者も送迎、当番などでチーム運営にかかわる場面が多くなるタイプです。

一番イメージされるサッカーチームではないでしょうか。近くの小学校の校庭で活動しているのを見かけたら、スポーツ少年団だと思ってよいです。(営利目的で小学校の校庭を借りられないはず。。。)

最近では未就学児(~6歳)での活動をしているチームもあって、そろそろ運動や習い事をはじめてみようと思った時に、スポーツ少年団でサッカーをするのが良いのではないでしょうか。

基本的にボランティアですので、チーム運営はバラツキがあります。全国大会を目指しているチームから、子どもの成長を優先した勝ち負けより教育的な考え方で活動するチームもあります。強豪チームが地域にあると、本格的な活動をするチームが近くに集まってたりしますので、地域性が出るものでもあります。

通っている小学校で活動をするなら、ある程度の年齢になったら子ども一人で通わせることもできますので、近いというのはメリットの一つになってきます。また、同じ地域、小学校なので顔見知りが多く、子どもも保護者も安心できるでしょう。逆に、辞めづらいというデメリットもあります

スポーツ少年団についての詳細記事はこちら

クラブチーム

ほぼコーチにお任せするタイプで、保護者の仕事は送り迎えがメインとなってきます。強豪チームになると県をまたいで試合をすることもありますので、試合会場への送迎が保護者の負担になってくるでしょう。チーム指定の練習着などの初期費用や月謝でコストが高めになってきます。

スポーツ少年団とは逆で、Jリーグのクラブ・社会人クラブの下部組織や、営利目的で運営されているサッカーチームです。非営利目的のクラブチームもあります。コーチは仕事としてコーチをやっていてサッカーを教えるプロです。次に紹介する「スクール」とセットのチームが多く、このスクールでの収入やスポンサー収入でチームを運営しています。

サッカーを教えるための組織ですので、専門的なコーチ、人工芝のグラウンドなどの設備面から、子どもがサッカーをするには恵まれている環境があります。

「しっかりやってもらえて良さそうだ、ここにしよう」となるかもしれませんが、セレクション(入団テスト)で合格しないとチームに入れないことが多いです。

年に何回かあるセレクションを受けるか、そのチームが運営するスクールからステップアップしてコーチの推薦やセレクションを受けるのがメインルートです。Jリーグの下部組織がこのような形態となっています。Jリーグチームのサービスをチェックすると全体像が分かりやすいと思います。

クラブチームについての詳細記事はこちら

スクール

「クラブチーム」と似たものなのですが、一番の違いは選手登録をしないので「試合が無い」ということです。ここが所属チームとなるわけではないので、サッカーを習うだけの場所となります。

サッカースキルを上げるのが目的の本格的なスクールから、運動をやってみよう・ボールを蹴ってみようのレベルまで様々ですので、事前にどのようなタイプか確認しておいた方が良いです。こちらも指定の練習着などで初期費用や月謝が高めです。

「サッカー版の塾」とイメージしていただくのが分かりやすいかと思います。子どもたちのためにイベントみたいな感じで試合をするスクールはあるみたいです。

駅から近い場合がある、室内で天候に左右されない、駐車場をかまえている、安全面にも配慮された環境など、これからサッカーをはじめる子どもと保護者には決まった場所で決まった時間にコーチにお任せできて、少ない負担でサッカーをはじめられるでしょう。

スクールについての詳細記事はこちら

未就学児でも「スポーツ少年団」に入れる

6歳までの未就学児でも入団できるスポーツ少年団もあります。

いきなり本格的にサッカーをするわけではなく、子どもの運動能力・人間性を成長させるような目的をもって活動しているところもありますので、これから何か習い事をさせたいなどの教育面からサッカーをやらせてみるのも良いでしょう。特に保育園で育っている子には集団行動という新しい刺激があるはずです。

「試合をやらせたい」「もっと本格的にやらせたい」「仕事が休みの土日にやらせたい」などスポーツ少年団に興味がある方は、未就学児だと伝えて体験に行ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • スポーツ少年団はボランティアで成り立っているチームだから、保護者がかかわることが多め、コストは安め
  • クラブチームは月謝等の収入で経営しているチームだから、保護者がかかわることが少なめ、コストは高め
  • スクールは塾のようなもので正確にはチームではないので、保護者がかかわることが少なめ、コストは高め

大きくサッカーチームを3種に分類して違いを紹介しましたが、それぞれメリット・デメリットがありますしチームによって運営はまちまちです。まずは体験に行って、子どもの様子を見るのをおすすめします。子どもが楽しくプレーできるチームに入るのが一番ですが、保護者も子どもと一緒に楽しくサッカーライフを過ごせるチームをぜひ見つけていただきたいです。

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