【少年サッカー】保護者が知っておくべきトレーニングマッチの知識

【少年サッカー】保護者が知っておくべきトレーニングマッチの知識

ジュニアサッカーをやっていると、やっぱり試合で我が子の成長を見たいものですよね。頑張ってサッカーボールを追っかけて走っている姿、ゴール前でシュートチャンスがくるなど、熱が入って周りの目を気にせず大きな声を出して応援しちゃったりするものです。普段あまり会話をしないチームメイトの保護者とコミュニケーションをとったりと、意外と保護者も新しい経験をしたりします。トレーニングマッチは公式戦や招待杯と比べると練習の色が強く、保護者も色々なパターンを経験します。

今回は実体験を元に、トレーニングマッチとは何なのか?保護者はどういう知識を持っておけば良いのかを紹介していきます。これからサッカーを始める方、あまりトレーニングマッチの経験がない保護者はぜひ参考にしてみてください。

先に知っておきたい。トレーニングマッチは練習なので勝敗にこだわり過ぎてはいけない

トレーニングマッチ(練習試合)という名前の通りなのですが、練習をする時間です。コーチの方針やライバルチームとのトレーニングマッチなど、状況によるので絶対ではないですが「勝敗よりも練習という意図をもって試合をしている」というのは保護者も理解しておいた方が良いです。これから紹介するものにも「試合で何でそんなことをするのか?」と思うことがあるかもしれませんが、子どもたちの成長のためも保護者は見守ることが大切です。

知っておくべきトレーニングマッチの知識一覧

チームによって頻度が全然違う

チームというよりかはコーチ個人の繋がりで実現しているようで、同じチームでも学年によって違いがあるようです。強豪チームは呼ばれやすい傾向にあります。引率や審判をしなければならないことから、コーチの人数不足が原因でトレーニングマッチをやりにくいチームもあるそうです。ホームグラウンドの有無も含めて、チーム事情によって頻度が変わってきます。

急に予定に入ることもある

通常の練習と比べたら、トレーニングマッチをした方が子どもたちにとって良いものです。誘いがあったら受けるのが基本になってくるのではないでしょうか。「1つ上の学年とセットになった」「天然芝のグラウンドが取れたから」など、状況の変化から急にトレーニングマッチを行うこともあります。

車の乗り入れ台数が少な目

小学校のグラウンドでトレーニングマッチをする場合、駐車場は小学校になりますのであまり余裕はないです。招待する側、される側の全家族が現地に駐車できることは少ないと思います。乗り入れ台数を決めて、それ以外の家はコインパーキングに入れることになります。

招待をするときは対戦チームに気を配る

駐車場、保護者の観覧スペースの準備など、対戦チームが困らないようにある程度の事前準備をするものです。夏場は日よけのためにベンチにタープを張ったりもしますので、スポーツ少年団では保護者も設営の協力をする場面があるでしょう。

招待チームの運営ルールに従う

特に路上駐車、路上喫煙などの地域に迷惑をかけるものは絶対NGです。トレーニングマッチではないですが、ルールを破って翌年大会に出られなくなった話を聞いたこともあります。子どものサッカーを奪う可能性がありますので、保護者は絶対守らなければなりません。

前後半という試合形式にこだわらない

10分1本、15分1本など前後半にこだわらないでどんどん試合をやっていきます。試合間の休憩時間もその時々の判断でします。

時間は2~3時間程

3時間が多いと思います。多くもなく少なくもなく、子どもの体力を考えるとちょうど良いのかもしれません。最初の30分ぐらいはウォーミングアップに時間を使い、残りの時間はひたすらゲームをします。

色々なポジションをやらせる

チームの方針によりますが、色々な経験ができる機会ですので普段やらないポジションをやらせてみたりするものです。選手としての幅が広がるのではないでしょうか。

審判をしながら近くで指導をする

普段はベンチからの指示ですが、審判をしながら選手の近くで指導をすることもあります。実際の試合の中で個人にピンポイントな指導をしますので効果が高いのではないでしょうか。

あえて厳しいジャッジを子どもたちにする

セルフジャッジですのでそんなに細かくプレーを止めないものです。子どもの成長を考えて、自チームの子がファールをされても取らないコーチもいます。逆に、どうしても勝ちたいコーチが自チームに有利な判定をすることもあります。大会本番でこんなことは起きないので、子どもたちにとって意味がない練習になってしまいます。こういうコーチがいるチームに子どもを預けるかは注意したほうが良いです。

全員均等に試合に出す

子どもたちの育成を考えると、全員に均等に練習時間を与えるのは普通かもしれませんね。勝敗にこだわりすぎるチームは試合に出れるチャンスが子どもによってバラツくので、「練習をさせてもらえない」というおかしな状況になってしまいます。もしトレーニングマッチであまりにも出場時間が少なかったら、コーチにやんわりと相談したほうが良いでしょう。

まとめ

トレーニングマッチについて大まかに理解いただけたかなと思います。大会とは違うトレーニングマッチの特徴を理解して、主役である子どもたちの為にも保護者もしっかりとした対応をしていきましょう。意外と対戦チームから保護者も見られているものです。状況によって変わってきますが、社会人として一般的な対応ができていれば問題ないかなと思います。子どもたちの邪魔だけは注意しましょう。

学ぶカテゴリの最新記事